20240513

スコピエのカフェにて。

20/44に入ったら人めちゃくちゃいて、お酒買おうとしたら常連っぽいおじさんがいきなり奢ってくれる。ちょうどVladimir Ivkovicがdjしてて音も良く耳に痛くなくてすごいハマる。半分屋外で2フロア。壁で仕切られてるだけなのに全然もう一方の音聞こえなくて防音ぶりに感心する。雰囲気もとても良い。ベオグラードで彼のdj聴けることを嬉しく思う。何人かと軽く話して日本人の印象が良いことを感じる。5時くらいにパーティが終わってその時話してた人と途中まで一緒に歩く。スラブ人はローマ人とは違うしセルビア国民の90%はEUに加入したいなんて思ってないよ、と聞いていいぞもっとやれと思う。その人はイルミナティがどうとかも言ってたので多少思想に偏りはあるかもしれないけど。海外を回るほど自分がナショナリスト寄りな思想になっていくとは想像してなかった。

寝て昼前に起きてご飯を食べに行く。チェバプチチとパプリカペーストを頼む。居心地の良い食堂。ローカル感がありつつも外国人にも開かれている場所が好きだ。お洒落なエリアを通って宿まで歩く。相対的に見たスペインやギリシャにも言えることだけど、国の経済状態と人々の幸福度や洒落具合には大して相関はないし、日本だけが貧しくなっているわけではないし、日本だけが特別安全なわけでもないし、というようなことを考える。宿を再び出て、ベオグラード要塞まで歩く。無料でありがたい。半分公園みたいな感じ。前日の20/44のことを思い出したりしていた。そこから路面電車に乗って参謀本部ビルを見に行き、ついでに聖サワ大聖堂にも行く。バスで中心部に戻り、少しブラブラしてアイスを食べる。この辺りはどこの国にいても結局美味しそうな店はイタリアンジェラート店である。シナモンとレモンが混ざったような味のアイスを食べる。コーンが美味しかった。宿に戻って少し休憩し、SIMのローミングオプションを購入する。23時過ぎに宿を出てバスでKarmakomaへ。少し早く着きすぎる。暗めの道を通ってしまって少し怖かった。エントランスの人たちはいかついけど優しい。中は思ったより広くてモダンな感じ。まだあまり人はいない。昨日20/44にいたというスイス人に話しかけられる。英語ほぼネイティブみたいな人と話すとまじで英語できないなと痛感する。まあそもそも会話があんまできないんだけど。特に面白いことも言えずちょっと落ち込む。パーティはメインのアクトになってもあまりハマらず、音量も上がると煩く感じてきて今日も20/44に行けばよかったなと思う。客層はKarmakomaの方が若くて、ダンサーたちはBerlinのような雰囲気がある。ダンスミュージックのインターナショナルさは魅力でもあるのは分かっているし、たまに自分に合うパーティを見つけてホッとすることもあるが、同時にどこに行っても同じようなことが行われているだけでつまんねーなと思う自分もいる。末期だ。人との出会いを主眼に置ければ良いのかもしれないが、そんなに外交的な人間でもない。結局3時台まで粘ってバスで帰る。ナイトバス時間通りに来なくてめちゃくちゃ待つ。バス停で寝てるアル中かヤク中みたいな人がいたが、善良そうな学生っぽい男の子が後から来たので少し安心する。中心部から来た反対向きのバスには、飲みの帰りっぽい女性たちも普通に乗っている。ベオグラードは本当に治安が良い。実害はないけど単に絡んでくる人みたいなのもいない。ようやく来たバスに乗って、終点まで乗って共和国広場から宿に戻って就寝。